Liveworld

海外大学院を目指す翻訳者です

IELTS におすすめな神アプリ

IELTS の勉強を始めて、1か月がたちました。
会社に行きながら勉強するのって、
想像以上に大変だな~と思う今日このごろです。

「IELTSは語彙力がものを言う」
と言われる試験なので、
単語や言い回しを覚えるのは必須なんですが、
なんせ机に向かえるのなんてせいぜい一日1時間..

通勤時間に効率よく単語力つかないかな~と
見つけたのがこのアプリ。
Scan News

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BBC, Huffington post, TIME などなど、
有名なニュースが読めるだけでなく、
単語をタップすると自動検索してくれるという
優れもの!!
しかも検索した単語を記録してくれ、
後からテストもできる... 神アプリです。

Writing や Speaking で高得点を取るには、
単語や表現の言い換えが求められます。

必要最低限の単語がまとめられているので、
単語帳を使うのも効果的なんですが、
なんせ電車で見ていると眠くなっちゃう...

その点 Scan News は、
ニュースの内容が気になるので、
眠くならず読み進めていけます。
しかもわざわざネットで分からない単語を
調べなくていいし^^

さてさて、今日も家帰って勉強だ~!

ちなみに私が愛用している単語帳はこちら。
http://www.amazon.co.jp/%E5%AE%9F%E8%B7%B5IELTS%E8%8B%B1%E5%8D%98%E8%AA%9E3500-%E5%86%85%E5%AE%AE-%E6%85%B6%E4%B8%80/dp/4010941855#

音声がダウンロードできるので、
Speaking対策として聞きながら覚えてます。

私がマイナー言語を勉強する理由

私はラトビア語を勉強しています。

これを友人に話すと、
「え、ラトビアってどこ?」
ってまず聞かれます。
確認しましょう。
ロシアの西側にあるバルト3国(エストニアラトビアリトアニア)の、真ん中の国です。
九州くらいのサイズ感です。

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私も高校の世界史で、バルト3国のくくりで覚えただけで、それから10年弱「ラトビア」というワードを口にすることなんてありませんでした。
しかし人生とは不思議なもので。
ラトビアとは無縁な私が、毎日ラトビア情報を耳にするようになるとは。


ラトビア人の彼は英語がペラペラなので、
私達の共通語は英語です。

最初のころは、
「フランス語とかだったら勉強して意味あるけど、ラトビア語はな~。」
と、あまりの需要のなさに全く勉強する価値を感じられませんでした。
こんなこと、とても面と向かっては言えません。

ところがある日のこと。
私が両親と電話を切った後、
彼が何とも嬉しそうに、
「そうそうそうそう!」
と真似してきたのです。
一通り意味を説明して、私はふと思いました。
言葉って文化を全面に押し出すんだ、と。

「そうそうそうそう!」という言葉は、
ただの同意表現であり、言葉自体に深い意味はありません。
しかしラトビア語では"そう=yes" を意味する"ja"はあっても、この"ja"を"jajajajaja!" とは使いません。
むしろ、相手が話しているときに"jajajajaja!"なんて言ったら、相手の話がつまらない、もはやさえぎって自分の話をしようとしている、と捉えられかねません。
それだけラトビアでは、意見を主張する、ということが重要視されているのです。
逆に日本人は、相手に同意し同意されることが心地よいから、「そうそうそうそう!」なんて連続して使っちゃうのでしょう。

この日を境に、相手の態度からだけでは分からない、言葉に隠された文化が気になり始めました。
それはまるでミステリーです。隠れミッキーとも言えるでしょう。
ラトビアという、いわゆるマイナー国の文化情報は、日本にほとんど落ちていません。
たとえラトビア人と話していても、
英語での会話だと英語圏フィルターがかかり、
彼らの本質的な文化が見えづらいのです。

マイナー言語を勉強するということは、私にとってはマイナー国の文化の謎をとく最大の手掛かりなのです。

バナナの皮がアート? Monikaの場合

バナナの皮が落ちています。

さてあなたはどうしますか?


道の真ん中に置いてみる

と、考えてしまうのは私だけではないでしょう。

ところがMonikaは、このバナナの皮を何ともロマンチックなアートにしてくれました。


EAR BOWLS

1 ear, 5 fruit peels.

10 photographs.

2015

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ご覧のとおり、バナナの皮が耳に入っております。

しかもバナナ以外の果物の皮まで。

(ちなみに、彼女のお気に入りの皮はアボカドだそうです。耳にとてもフィットしたとか。)

この果物の皮を受け入れた耳の持ち主は、monikaの恋人jamesです。


私には、バナナの皮を耳に入れる発想がさっぱり分からなかったので、本人に理由を聞いてみました。ただ、コンセプトを丸ごと聞くのも面白くないので、

①バナナの皮とは?②恋人の耳とは?

の2つについて質問してみました。

Monikaいわく、

①なんかかわいい②皮を入れやすい

という答えでした。


うーん、とてもハイレベルです。

私なりの解釈をしてみましょう。


Monikaは、バナナの皮(その他9種類の果物の皮)が何だかかわいく思えて、どこかにしまっておきたくなったんです。

小さいころ、どことなくきれいに見えて集めていた石、あんな感じです。

そこでmonikaが、しまう場所として考えたのは、耳。何となくフィットするからとのことですが、私にはもっとロマンチックな意味に思えます。

私達が大切なものをしまう時、なくなる心配のない信頼できる場所を選びます。例えば、鍵のついた金庫とか。

monika の場合、その信頼できる場所は恋人であったわけです。


そう考えると、耳に収められた果物の皮たちは、まるでベルベットのボックスに丁寧に収められたジュエリーのようにも見えます。安心感のようなものでしょうか。

つまり、「EAR BOWLS」からは、自分の大事なものは、jamesに託しておきたいという、恋人への全幅の信頼を感じることができます。


まさかバナナの皮が愛の表現につながるとは。


上記は、あくまで私の主観ですので、他の人がどう考えるのか興味津々です!


アートを観賞するのは難しいと言われるけど、見る人によって着目点は違っていいと思います。人が持つ根本の考え方や、生きてきたバックグラウンド、その時の気分などによって、同じアートを見ても感じるものは違うはずだからです。

アートについて交流することで、自分とは違う考え方を知ることができる。

だから、私はアートを見る人ともっと交流していきたいし、アートにもっと素直に意味付けをしていきたい。

と、monika の作品を見て改めてアートの面白さを知ったのでした。


ちなみに、Monikaは4月から世界のアートプロジェクトに参加する予定だそうです。

新しい作品が完成したら、またインタビューしてみることにします。

 

Artist info.

Monika Balu

cargocollective.com